「子どもが好きだから子どもに関わる仕事がしたい!」
そう思って看護師から転職してきたのが数年前…
ある程度の仕事内容は理解しているので、内情を紹介していきたいと思います^^
放課後等デイサービスの仕事って何するの?
放課後等デイサービスがきついって本当?
安月給なのにきついって…悩むなぁ…
こういった疑問に答えていきますね^^
紹介することで読者さんがどのように感じるかは分かりませんが、僕が今の放課後等デイサービスで働き続けて感じる現時点での結論は…
そんなに大変だとは思いません^^;
詳しい内容は放課後等デイサービスで現在も働き続けている僕が紹介していきますね!

放課後等デイサービスの仕事内容
放課後等デイサービスは福祉事業になっていて、”放課後”と言われているように、学校後の放課後に子どもたちの受け入れと、他にも休日に受け入れをしていたりしています。
重症心身障害児の受け入れをしているか、していないかで変わってくるんですが、僕が働いている重症心身障害児以外の受け入れをしている放課後等デイサービスについて説明していきますね!
受け入れている子どもたちは発達に凸凹がある子どもたちを対象としていて、定型発達の子どもたちが通う児童館と似ていて、発達凸凹の子どもたちが通う児童館のようなイメージですね^^
対象なのは小学1年生から高校3年生までの6~18歳が通っています。
放課後等デイサービスが国から求められることとして
- 子どもたちの居場所づくり
- 子どもたちへの療育的関わり
大きく分けて以上の2つが目的としてあるんです!
遊びを提供したり、学習指導をしたりもしますが、児童館よりも更に求められることは多いと思われます。児童館のこと知らんけど…
基本的にサービスを提供するのは放課後であったり、昼間になるので一般的な仕事よりも朝はゆっくりですね^^
大まかなの労働時間と仕事内容を紹介していきます!
平日(放課後)
11:00 出社
11:00~14:00 事前準備+休憩
14:00~ 子どものお迎え
~17:00 おやつ+活動+宿題etc
17:00~ 子どもの送り
18:00~ 片付け
19:00 退社
休日(祝日含む)
10:00 出社
10:00~11:00 子どものお迎え
12:00 昼食
13:00~ 活動
15:00 おやつ
15:30~17:00 活動
17:00~ 子どもの送り
18:00 退社
簡単に内容を説明するとこんな感じになりますが、難しさが伝わりにくいとは思うので、細かなところは後述する内容と併せて紹介していきますね!
放課後等デイサービスの仕事できついこと5選

冒頭で大変・きついと感じることがありませんが、強いて言えば大変だと感じることを紹介していきますね><
この項目が大きな負担だと思わなければ、放デイ児童指導員は向いているかもしれませんね^^
体力を使う
働いていると1番大変なのは子どもと遊ぶ際に体力を使うことですね><
体を張って、汗だくになりながら、息を切らしながら、子どもと遊ぶことは多いです。
子どもによっては、静かに遊ぶ子もいるので全員が活発な訳ではありませんが、最低限の体力は必要ですし、小走り程度の体力は必要になります^^
ここの時点で不安を感じる人はまだ早いですよ^^;
この項目では子どもと遊ぶ際に求められる遊び方へ誘導すれば問題は解決されますよ!
絵描きが好きなら子どもたちは絵描きをする際には遊びに来ますし、手芸が好きなら子どもたちが手芸をしたい時には遊びに来ますから!
そのためには自分が遊べる領域を把握していることが大切ですね^^
因みに僕は汗だくで全力疾走していることが大好きな変態で、子どもたちと遊ぶことには何も気にならないので面目躍如ですね^^
信頼関係を築くためにも安全性に配慮して人間遊具のように遊ぶと子どもとの距離感は段違いに近くなるし、一種のトラストフォールとして信頼関係を早い内から築けるので、参考にしてみてください!
子ども対応が難しい
ココは1番難しいところですし、解決できることはないでしょうね><
ただ、ココが働いていて面白いところになるんですけどね^^
すごく奥深いところになるので、簡単には説明できないのですが…
子どもたちと接する際にどのように声かけするだけでもスタッフによって大きく変わりますし、僕たちスタッフがどのような価値観を持っているかで声かけが変わります。
子どもに寄り添うのか、言うことを聞かせるのか、やり方は何通りもありますよね^^
ただ、僕たちが受けてきた日本教育の”普通”が理解できない発達凸凹の子どももいるので、多様性を受け入れたり、社会ってこうだから、なんて言う風に理解することは難しいです。
”普通”では理解できない子どもがいるので、アプローチする方法も難しいですし、どのようにアプローチする必要があるのか、全てを紐解いていく考えていく必要がありますよね^^
紐解いていく中で自分の先入観に気付いていったりもしますから、子どもを見ているようで自分を振り返ることも少なくないです><
哲学的なことにもなりますが、内省することが好きなら楽しい仕事にもなると思います^^
何年経っても難しいですけどね^^;
保護者対応が難しい
保護者対応が難しいのは、言わずもがなですが^^;
発達凸凹の子どもを育てる中で、困難さもありますから保護者対応が重要なことは容易に分かりますよね><
ペアレントトレーニングの視点からも重要なのは分かりますが、正直なところ難しいのはそこではありませんTT
問題なのは無関心な保護者が居れば、過保護な保護者もいることですね。
もちろん、否定するつもりはありませんし、発達凸凹があるからに限られた話ではありませんし、教師の人が「保護者の方がしんどい。」と言うのと一緒ですね^^;
発達凸凹のある子どもに疲弊している保護者も多いですから、間違いなく保護者も支援の対象になるのは分かりますね><
しかし、事業所によりますが保護者対応をスタッフがすることは少ないです。
ほとんどの保護者対応は管理者や児童発達支援管理責任者が行うので、そこまで心配することではありません^^
給料が低い
給料に関して言えば全国平均年収からは下回りますが、決して低すぎる訳ではありません。
働く会社によるところは大きいですが、しっかりと調べるとそこまで不自由はないです^^
こちらの記事で話しているので参考にしてください!
業務が多い
放課後等デイサービスで働き始めて1番意外だったのは、子どもと関わること以外の業務が多いことでした^^;
事前準備が必要であったり、壁面の装飾準備やプログラムの考案などすることはいっぱいあります><
そんなにオーバーワークではありませんし、デスクワークが終わった後には体を動かして遊んだりと仕事のバランスとしては良いのかもしれません^^
放課後等デイサービスの仕事で楽しいこと3選

どのような仕事でも大切なことですが、やりがい・楽しいことは重要になりますよね^^
看護師から転職して1番思うのは、放デイでの仕事は間違いなく楽しいです!
先述したような大変・きついことがあるとしても全体的なバランスを考えると、ほとんどポジティブ面しか感じないですね><
僕が根本的に子どもが好きだったことも大きいですが、同じような子どもが好きな人には放デイはお勧めの職場になると思います。
もちろん、簡単な仕事ではないので難しさはありますが、楽しさややりがいを感じることは多いですし、どういった内容が楽しいのかを紹介していきますね^^
子どもの成長を感じられる
対象の子どもは小学生や中学生になるので、爆発的な成長で1年間くらい働いただけでも子どもの成長を痛感できます。
細かいところの話をすると、昨日できなかった思いやりを今日はできていることもありますから子どもの成長は感慨深いですね^^
特に自分の子どもであれば仕事へ行っている間に終わってしまうようなことを目の前で感じることができますから、大きな価値がある場面に立ち会えることはやりがいになります!
無責任に感じるかもしれませんが、育児前であれば育児の体験期間のような捉え方もできますし、子どもへの関わり方や教育方針などを考えることも多いですから、自らの人生においてもプラス面があります。
僕も自分の子どもには「非認知能力を身に付けて欲しい!」や「勉強ができなくても大切なことがある!」といった価値観が芽生えましたし、勉強することで仕事にも繋がってきますからね^^
遊びを仕事にできる
なんだかふざけたような項目になりますが、大真面目に言います。
遊びが仕事になります!
YouTuberのような「好きなことをして生きる!」とは言いませんが、子どもが好きで子どもと遊んでいることが好きな場合には天職ですね^^
子ども向きの遊びを本気で考えて、本気で子どもたちと楽しむ。
そうすることで子どもも楽しく学べて、生きる力を育てていけますし、職員は関係性を築けていけるのでアドバイスや話をする時にスムーズになります。
遊びを楽しむだけで全ての仕事内容が好転しますから最高に上向きですね^^
しかも、本気で遊んで運動もできますから運動不足も解消できますからね!
30代になった今でも子どもたちと汗だくになりながら全力で遊んでいますし、たくさん遊ぶなら間違いなく僕のところへ来てもくれますからね^^
運動が苦手で…という人は心配ないです!
自分の好きなテリトリーで遊ぶことを子どもに提案しても遊んでくれる子どもは遊びますから、子どもの遊びを考えるようで自分を見つめ直すことにもなりますから意外と奥深いものになります。
子どもに受け入れられる
ココが1番の楽しいところでやりがいにもなりますね^^
感覚的なお話になるため、言語化が難しく分かりにくいと思うので一昔前に流行った「嫌われる勇気」から引用して説明していきますね><
「嫌われる勇気」では承認欲求は絶対的に否定するのですが、”子どもに受け入れられる”というのは承認欲求を求めるということではないのです^^;
基本的に僕も承認欲求はないですし、他者に生きるようなことは僕自身は否定しています><
自分の幸せを感じるためには自己肯定感などが重要で、高めるためには他者貢献を行うことを「嫌われる勇気」ではお勧めしています。
他者貢献を行うことで「嫌われる勇気」で言うとこの”共同体感覚”(所属感)が得られれば、幸せになることができるとしています。
ココが放デイで子どもと接していると所属感を強く感じることができると思います。
放デイで働くこと自体が他者貢献に近くて、給料も高い訳ではないですし、子どもが好きだから続けているので、他者貢献に近いですね^^
そんな自分の好きなことをしていると、子どもたちは純粋に受け入れてくれます。
「さいなす先生!あそぼ~」や「さいなす先生!ちょっと聞いて~」など本当に身近に受け入れてくれていますし、仕事としてもプラスに働くので仕事仲間からも受け入れてくれます。
他者貢献によって”共同体感覚”(所属感)を得られて自己肯定感を感じることで幸福感に繋がる。
「嫌われる勇気」で紹介している内容を僕に引用するとこんな感じになります^^
あくまで所属感があるだけで、受け入れてほしいなんて思っていないですからね^^;
僕がしっくりくる幸福感が「嫌われる勇気」から引用すると分かりやすかったので、是非読んでみて参考にしてみてください!
今や約10人に1人
皆さんは放課後等デイサービスの仕事内容をどう感じたでしょうか?
かなりの偏りのある内容になったかもしれませんが、現役で働いている者からすると問題となるのはそんなところではありません。
今やグレーゾーンを含めて全人口の約10%は何かしらの支援が必要な人になります。
10人に1人は何かを抱えて生きており、児童にのみ焦点を当てると小中一般学級の8.8%の子どもには介入が必要であるが、介入されていないことも多いです。(文部科学省より引用)
放デイで働く上できついと感じるのは、子どもの悩みが解決できないことが多いことでしょうか><
何かの一助になればと日々関わるしかないですから、ある意味きついかもしれませんね^^;
ここまで読んで頂きありがとうございます!
転職活動の参考になれば幸いです^^
何かあればコメントをお待ちしています!
この記事は適宜更新していければと思っています。
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