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放デイ心理師から見る|発達障害を持つ子どもの心理的特徴|非認知能力 - さいなすのすすめ

放デイ心理師から見る|発達障害を持つ子どもの心理的特徴|非認知能力

心理

初っ端ですが発達障害を持つ子どもたちの心理面は見えません><
心理面が見えるなら簡単なんですが、発達障害を持つ子どもと接する上で心理面を考え・アセスメントしていくことは必要になります。

特性として考え方に偏りがあったりしますが、そういった内容の心理的特徴ではありません!
読心術なんて存在しませんし、大半の傾向として紹介できるような内容になってます。どこでも紹介されているような内容にはなりますが、放課後等デイサービスの社員として働く看護師兼公認心理師の僕が日頃子どもたちと関わっていて感じる心理的特徴を紹介していきます!

発達障害と関わることになった読者さんの

  • どんなことに気を付けて関わったらいいのか?
  • どんな傾向のある子どもたちなのか?
  • どうしてやる気がないのだろう?

といった疑問の助けになればと思います^^

日頃子どもたちと関わることのある人なら感じる心理的特徴かもしれませんが、気になる行動や心を理解した上で関わることで声かけも変わるので参考にしてみてください!
また、子どもたちと関わる上で必要な視点も紹介するので最後までお楽しみください^^

安心できる環境

まず初めに言っておきたいことは安心できる環境が大前提となります!

発達障害を持つ子どもと関わる上で心理面を考える時に安心できる環境であることが重要になってきます。よく知らない人に囲まれていたり、馴染みのない環境であったり…心が落ち着かない場合には助けてあげることの方が優先度は高いです。

心理的特徴を知った上で関われると声かけを意識できるようになりますが、子どもが安心できる環境でない状態で何を言われたところで何もプラスにならない上に入らないですよね。
まずは環境を整えていくのが前提になるので紹介しました^^

では本編へいきましょう!

自己肯定感が低い

発達障害を持つ子どもに限らずですが、自己肯定感が低い子どもは多いです。
発達が未熟なのでアイデンティティが確立できていない間では「自分はこれでいい。」ということが確立できてないのが当然ですよね><
それでも子どもの性格によるところが大きいとは言え、発達障害を持つ子どもには特性から考えても自己肯定感を感じにくいです。

僕が放課後等デイサービスで働く上で子どもたちと関わっていて、どうしても自信がなかったり、不安が強かったり、確認を頻繁に求める子どもが多いのを日々感じています。

まずは自己肯定感を知らない人や何となく聞いたことのある人のために簡単に説明していきますね!

自己肯定感とは、自分自身に対する肯定的な評価や自信の度合いを指します。
自己肯定感が高い人は、自分自身を受け入れ、自己価値感が高く、失敗や挫折に対しても前向きに取り組むことができる傾向があります。
一方、自己肯定感が低い人は、自分自身に対して否定的な思いを持ちやすく、自己評価が低く、自信を持って行動することが難しい場合があります。

少し難しい説明になりましたが「”自分は自分でいいんだ”と思える」ことになります^^
定型発達でもなかなか身に付いている人は多くはないですし、指示待ち人間になってしまうような人は多いですね><

因みに緑枠内はChatGPTを利用してから検閲しています^^

”できない”ことが多い

ここからは発達障害に焦点を当てて話を進めていきますね^^

まず自己肯定感が上がりにくいこととして、発達障害による”できない”と思うことが定型発達よりも多いことがあります。
生まれ持って発達障害を持っているので特性に対する理解は薄く、僕の働く放課後等デイサービスでも通所している子どもたちの中でも、何故放課後等デイサービスに通所しているのかを分かっていない子どもたちは多いです。
生まれてから見える世界が全てなので、特性を持っているなんて分からないのは当然ですよね^^

そこで問題になるのは、定型発達のお友達と自分を比較してしまうことで”できない”と強く感じてしまうことですToT
特性があるのだからできなくても当然だと思うのは大人の視点であって、子どもたちからすると”何故か”お友達のように上手にできないし”何故か”お友達のように勉強できない状況になります。

”できない”自分を強く感じる環境下では肯定的に自分を見ることはできないですよね…
年齢を重ねると周囲からの指摘されることもあるので、環境を整えてあげることも必要ですね^^

”ダメ”が多い

上記の内容に加えて「空気が読めない」や「衝動的な行動」などで大人から注意を受けることは、どうしても多くなってしまいます。
周囲が騒いでいても程度を考えることが苦手で静かにするタイミングが理解できず注意を受けたり、衝動的な行動で危険性に配慮ができなかったりするので、注意を受けることが多いです><

周囲の大人から”ダメ”といった内容の指摘が度重なると自己肯定感が下がりますし、特性上のことなので子ども自身の否定に繋がります。
空気が読めないことも衝動的な行動をすることも子ども自身の性格の一部になるので、発達支援を行う上で「否定しない関わり」を推奨するのも分かりますね^^

定型発達が大半を占める社会から見ると”障害”とされますが、視力が悪いから障害者とされにくいように見る立場によって変わってきますから、否定することなく関わっていきたいですね^^
僕は咄嗟に聞く時には「どうしたの?」を意識するようにしています。

やり続けることができない

実際に僕が放デイで働く上で自己肯定感が低いと感じる子どもには共通して「やり続けることができない」ことが多いです。
ただの文字を書くだけでも、どこに何を書くのかも不安が強く何度も確認をしたり、
何かに取り組んでいる際にも、自信がないためすぐに諦めてしまうことが多いですね…

ほんの少しの声かけや分かりやすい方法で説明するだけで子どもたちは満面の笑顔と興奮で「できた!」と言ってきてくれます。
知識を持って関わるだけで子どもたちの障害は緩和されて、活動をやり抜くことができるんです!
個人差は大きいですが発達に遅れが生じるだけで全くできないという訳ではないということも周囲は理解しておくことが大切です。

支援は必要になりますが自己肯定感を上げることで自信を持って行動することができますので、生きていく力に繋がります!
大人になって「自分はこれでいいんだ。」と思えるようになることは障害を持ちながらも自分の強みに気が付くこともできますから、二次障害も予防できますね^^

自己効力感が低い

自己肯定感と似たような内容にはなりますが、僕が勉強していく中で重要だと考えることが自己肯定感と自己効力感になります。
自己効力感も子どもの時から上げることが難しいですし、発達障害を持つ子どもには特性としても困難さを感じることが多いでしょう。

自己肯定感と自己効力感とは何が違うのでしょう?簡潔に説明していきますね!

自己効力感とは、自分自身がある課題を達成できるという信念や自信の度合いを指します。
自己効力感が高い人は、目標を達成するために必要な努力や困難に対しても前向きに取り組み、成功する可能性が高くなります。
一方、自己効力感が低い人は、自分自身の能力に自信が持てず、課題に取り組むことに対して消極的になることがあります。
自己効力感は、自己肯定感や自己信頼心と密接に関連しており、人間の行動や学習において重要な役割を果たしています。

自己肯定感と自己効力感の違いが分かりましたか?
分かりにくい内容にはなりますが、自己肯定感とは「自信を持ってやり抜く力」になりますし、自己効力感は「課題へ取り組む力」と捉えましょう^^

大きな違いはありませんが、僕が放デイで働く上で自己効力感の低さを感じることも多いです。
特性からも影響していることがありますので紹介していきますね。

「どうせしても無理」

僕が働いていて良く聞く言葉ですね><
まさに自己効力感の低さを感じる発言になります…

自己肯定感として課題をやり抜く以前に取り組むことができないので、大きな問題として僕自身は感じています。
もちろん特性として取り組むことが難しいこともありますが、安心できる環境の元でもチャレンジすることを辞めてしまったり…

子どもなりに数年間生きてきた経験値として失敗することが多くて、自己効力感を下げる経験が多かったのでしょう。
発達障害は併発して協調運動障害があったり、知的障害が潜在していることも多いので、能力の限界値を子ども自身が感じ取っていることが多いです…

大人からすると『まだ子どもなんだから、やる前から諦めないで…』と思ってしまいますが、生まれ持った能力が上手く使えないのは自信を消失してしまうでしょうねTT
能力を気にせず「チャレンジしてみよう」と思う好奇心を駆り立てる遊びを提供してから経験を重ねていけるような環境も必要だと職場では考えて日々関わっています^^

見通しを立てられない

ここは自己効力感が低いということよりも特性の問題によって、自信が障害されていることもあるので支援が必要になります^^
発達障害の特性として想像力が乏しいことがあるので、先の予定が見通しにくいと不安を強く感じる子どもが多いんです><
どうしても想像力が乏しくて柔軟な対応ができず、「なんとかなる!」とは思えず不安を感じやすいです。

特性になるので程度にもよりますが、支援することで少しずつ「やってみよう。」と思える環境を整えていけます。
やってみた経験は間違いなくプラスになりますから支援していく必要はありますね^^

非認知能力

ここまで紹介してきた自己肯定感や自己効力感などを勉強する中で、「非認知能力」という言葉が良く出てきました。
初めはよく分かりませんでしたが、非認知能力についても勉強していく内に子どもたちに必要な能力ではないかと思います^^

簡単にだけ非認知能力についても説明しておきます!

非認知能力とは、知的能力以外の、主に社会的・情緒的スキルや特性のことを指します。
具体的には、主体性、自己管理能力、協調性、自己肯定感、忍耐力、創造性、問題解決能力、グリット(継続力)などが含まれます。
非認知能力は、人生のさまざまな場面で重要な役割を果たし、学校や職場での成功や幸福感、健康や人間関係の質にも関係しています。

まさに生きていく力になる訳です!

発達凸凹は二次障害が問題

現実問題として発達障害を持つ人の鬱病や適応障害は多く、生活に支障をきたす可能性が高いです。
理解してくれるような社会に少しずつ変化しているとはいえ、どこでどんな人と関わるのかは分かりませんし、どんな待遇を受けるのかは大人なので全て自己責任になります。
助けてくれる親などは老いていきますし先立ちますから、発達障害の人は孤独になりやすいでしょう…

大人になってから発達凸凹があることを指摘されることも多いですよねToT
社会問題にもなってますが内閣府からも参考資料があるので、参考にしてください。(ひきこもりと発達障害)

そんな社会の中で生きていくのに必要となるのが、非認知能力だと思います^^
子どもの時から非認知能力を鍛えることで、”自分らしく生きる”方法を自分で切り開いていけることが重要です!
何も「人間関係良好で仕事が充実してしっかり稼ぐ人生」でなくても、「人間関係は最小限でこじんまりと稼いで自分の趣味を楽しむ人生」でも自分が幸福であれば良いと思います。

鬱病や適応障害で精神状態が限界を迎えて自死を選んでしまうような人生だけはあってはいけないと思いますし、子どもたちのためになるように僕は心理師の資格を取得しました^^

注目を集める非認知能力

僕が働いて良く感じる「子どもたちの自己肯定感や自己効力感の低さ」は発達障害に限らず、定型発達の子どもたちにも多いですよね><
そんな中で非認知能力は教育の世界では注目を集めていますし、生産性を高めるためにも幸福になるためにも様々な目的で必要性が求められています。

発達障害は社会から浮いてしまうことは避けられないですし、受容してくれる社会になるには限界があるでしょうTT
そんな時に「できないことはあるけど、得意なこともある。」といった自己受容ができることで”自分らしく生きる”ことができるでしょう^^

もちろん、本人からすると「馬を水辺に連れていけても、水を飲ますことはできない。」ということもありますし、有難迷惑でもありますよね^^;
それでも生き方があることを教えないと、生き方を知ることはできないですから、歩み寄ることは必要だと思っています!

日々の遊びの中から「できない、できない。」となってしまう特性上の問題を支援して、「やってみてから考えよう!」と前向きになれるような柔軟性を将来に活かしてほしいと思いますね^^
具体的な方法はモンテッソーリ教育などが主体性や問題解決能力などを求めるところになるので、ここから更に勉強が必要になります><

ここまで読んで頂きありがとうございます!
何かの参考になれば幸いです^^
何かあればコメントをお待ちしております。

この記事は適宜更新していければと思っています。

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